お鍋でいうと、鍋がアルミで取っ手が樹脂。
四季を通して快適に暮らせる家を実現するには、最大の開口部である窓の性能を高め、暑さや寒さといった気象・環境の影響を最小限に抑えることが重要な鍵となります。例えば、冬期に窓から逃げる室内の熱は48%、逆に夏期ではなんと71%もの熱が室内へと混入(イラスト参照)。窓以外の壁や屋根からの流出入値が10~20%にも満たないことを見ると、窓の性能いかんで住宅の快適性が大きく左右されることがお解りいただけるでしょう。
では、どのような窓を採用すればよいのでしょう? その解答が樹脂サッシと複層ガラスです。
仮に、一般的な「アルミサッシ+単板ガラス」の熱損失の割合を100として比べると、「アルミサッシ+複層ガラス」なら71.4%、「樹脂サッシ+Low-E複層ガラス」ではなんと35.7%という低い数値。
つまり、アルミ+単板に比べ約3分の1に熱損失を抑えられるのです。この優れた断熱性がもたらすメリットは測りしれません。樹脂サッシひとつで住空間は見違えるほど幸せな空間へと姿を変えるのです。