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樹脂サッシは安価で耐候性にも富む樹脂であるPVC(ポリ塩化ビニル)からつくられます。ドイツでは約50年、日本でも約30年の歴史がありアルミサッシと比べてもそん色のない耐久性が実証されています。
 
PVCは食塩水を電気分解して得られる塩素が57%、石油から得られる炭素と水素が43%という構成となっています。枯渇性資源である石油を半分以下しか使っていないという点で、他の樹脂に比べて省資源です。またPVCの製造・加工工程で消費されるエネルギーも少なく、したがってCO2もあまり排出されません。さらに、樹脂サッシの使用によって冷暖房効果が高まり、灯油、電気、都市ガスの無だ遣いを減らします。
 
樹脂サッシ各社は、資源循環型会社への対応のひとつとして、すでにリサイクル技術を完成し、現在回収システムの検討に入っています。回収した樹脂サッシをガラスと樹脂とに分別し、新しい樹脂サッシに再製することで、資源循環に貢献していきます。資源有効利用促進法では、樹脂サッシは塩ビ製窓枠という名前で「指定表示製品」として∞PVCマークの表示が義務付けられました。
 
@難燃性
樹脂サッシは自己消化性の高いPVCでできているので、難燃性に富んでいます。引火温 度は約400℃、着火温度は455℃と、木材や他の樹脂に比べて燃えにくい性質があります。ガラスが脱落して室内に大量の空気を呼び込み、火災の進行を助長するバックドラフト現象という問題がありますが、PVCサッシは炭化して溶解しないため、他の素材に比べてガラスが脱落しにくく、有利と言われています。
A火災時の安全性 火災による死亡の原因は一酸化炭素中毒が 一番多く、PVCが燃えた場合の一酸化炭 中毒生成量は、図のように木材や衣類(羊毛や生糸)に比べて少ない値であり、 より安全と言われています。

 
PVC
木材・繊維

着火温度(ASTM* D1929)

455℃

260℃(松)

表面燃焼性(ASTM E162)

10

99(赤柏)
143(合板、もみ)

シアン化水素**(ppm)

なし

41〜103

CO生成量(g/g)

0.229

0.270(木材)
0.446(羊毛)
0.634(生糸)

資料:カネカリサーチアソシエイツ

*ASTM:American Society For Testing and Materials。米国における工業材料およびその試験法の標準化機関で、1902に発足しています。
**シアン化水素:青酸ガス




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